猫屋敷からの困難を乗り越えた先にあったもの

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かつて私は、足の踏み場もないほどの猫屋敷に住んでいました。きっかけは、野良猫を保護したことでした。最初は1匹、2匹…と増えていき、気がつけば10匹を超える猫たちと暮らすようになっていました。猫たちは可愛かったのですが、掃除は行き届かず、部屋はゴミと猫の毛だらけ。悪臭もひどく、近所からも苦情が来るようになりました。「このままではいけない」と思いながらも、どこから手をつけていいのかわからず、途方に暮れる日々でした。そんなある日、意を決して、自治体の動物愛護センターに相談しました。最初は、猫たちを手放すことになるのではないかと不安でしたが、センターの職員の方は、親身になって話を聞いてくれました。そして、猫たちの里親探しをサポートしてくれることになったのです。里親探しは、簡単ではありませんでした。しかし、諦めずに活動を続けた結果、少しずつ新しい飼い主さんが見つかり、最終的には、すべての猫たちに温かい家庭を見つけることができました。猫たちを手放すのは辛かったですが、彼らが幸せに暮らせることを考えると、それが最善の選択だったと信じています。猫たちを送り出した後、私は、部屋の片付けに取り掛かりました。専門の清掃業者に依頼し、ゴミの撤去、消毒、消臭を行ってもらいました。部屋が見違えるほど綺麗になり、ようやく人間らしい生活を取り戻すことができました。猫屋敷での生活は、私にとって苦い経験でしたが、同時に多くのことを学びました。無計画な多頭飼育は、猫も人も不幸にするということ。そして、困った時は、一人で抱え込まず、誰かに助けを求めることの大切さ。今回の経験を活かし、今後は、責任を持って猫と向き合っていきたいと思います。

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